(事務局加筆)
こちらのご家族は、チャリティーサンタのルドルフ基金の取組を通じてご応募いただきました。
プレゼントを届けた女の子は現在21歳。実の両親による虐待を受け、現在は里親であるKさんの保護の元で生活をしています。
入退院を繰り返していたため、自宅でクリスマスを迎えるのは、今年が初めて。
彼女にとって生まれて初めてのクリスマス・そしてサンタさんからのプレゼントは、どのような思い出になったのでしょうか。
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本当にありがとうございました。
当日まで本人には知らせず、間もなく到着のお知らせメールを頂いてから、
「今日サンタさんくるよ、部屋で待っててね」と話しました。
本人は「まさか~。サンタって親じゃん、Kさんがサンタの恰好するの? Kさんがサンタになるんでしょ~」と。
私は「いいから、待ってな-。」と話して、台所で夕飯の支度。
そしたら玄関からサンタクロースが!
Mちゃんは、最初頭の中が『???』 となっていました。
そのあとサンタさんからの
「生きていてくれてありがとう」
「今までよく頑張ったね」
というメッセージを聞いて大泣き。
サンタさん達が帰ってから、私に抱きついてしばらく号泣してました。
ビックリと、嬉しさと、感動で動けなくなっていたので、ハグしながらしばらくMちゃんの背中をさすっていました。
今まで、Mちゃんの家ではクリスマスをお祝いしたことはありませんでした。
わが家に保護してから最初のクリスマスは、実の親に放置されたまま長年病院に通っていなかった為、診察の結果、命の危機で入院。
今年が初めて一緒に過ごすクリスマスでした。
とても思い出深いサプライズになりました。
夜、チャリティーサンタについて教えました。
長崎県にMちゃんと似た境遇のSNS仲間がいるそうで、探してみたのですが長崎支部は今のところないね、と一緒に話しました。
いつか出来るといいなと思います。
きめ細やかで対応も迅速で、とてもいい記念になりました。
本当にありがとうございました!
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※事務局追記
現在、児童相談所で預かれるのは18才まで。
18才から20才までの未成年を受け入れる施設はNPO法人で全国にいくつかあります。
しかし、それらも空きがなかなか無い状態です。
Mちゃんのような子が、18才で社会で独り立ちすることの困難さを感じるとともに、社会の制度のはざまに置かれている子どもたちが一人でも多く温かな愛情に包まれることを願って止みません。
今回の訪問が、幸せな記憶としてMちゃんのこれからの人生を支えてくれることを何よりも願っています。
NPO法人チャリティーサンタ スタッフ一同
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