5日目のツアーは、島を出発して、世界遺産の厳島神社と、原爆ドーム・平和記念資料館を巡りました。
島の出発時には、民泊で受け入れていただいたご家庭のみなさんがお見送りにきてくれました。
抱き合ったり、涙する子どもたちも。
見えなくなるまでお互いに手を振りあって、
子どもたちは「また帰ってくるね~」と最後まで叫んでいました。
こういう繋がりって、素晴らしいな~。
その後、一路厳島神社へ。
厳島神社に行く前に、鹿にお弁当を狙われ、子どもたちは大変そうでした^^;
時間的な制限と疲れが溜まったのか、
厳島神社の中での参拝は叶いませんでしたが、
子どもたちは思い思いに宮島を楽しんだようでした。
それから、世界遺産航路を使って平和記念公園へ。
資料館ではガイドさんについて、73年前に起きたことを学んでいきました。
子どもたちが一生懸命メモを取る姿に、スタッフも感動しました。
特に、3歳児が乗っていた三輪車や、焼け焦げた服に心打たれたようでした。
その後、外に出て記念公園内にある様々なスポットで、
当時の実際の状況や原子爆弾が炸裂した位置など、
より当時をイメージできるような案内に、
子どもたちは真剣に聞き入っていました。
それから、ソーシャルブックカフェハチドリ舎さんに食事をドネーションしていただき、
夕飯と平和について学んだことのシェア会を行いました。
原爆投下当時から燃え続けている「原爆の残り火」を囲み、
各々が、平和について、原爆投下について、そしてフクシマの現状などについて、
本音で話してくれました。
それぞれが、平和をつくっていくために自分ができることや、
今の福島にいて不安に思っていることなど、ときに涙しながら語り合い、
子どもたち同士、そして子どもとスタッフ、スタッフ同士の絆が一層高まる時間でした。
福島のために何ができるんだろう、もっと関わっていきたい、
そんなふうに、想いを新たにしました。
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