お兄ちゃん(4歳)は、昨年のクリスマスは寝ている間にサンタさんがプレゼントを置いていってくれたと信じていました。
弟(2歳)は最近サンタさんが理解できるようになったばかり。
先日、クリスマスイルミネーションを見に出かけた際、アトラクションにサンタさんが登場すると2人は「ボク達の家にプレゼント持ってきてくれるの忘れないでね」とお願いしていました。
さてクリスマスイブ当日、突然鳴ったインタホンにお兄ちゃんが玄関を開けると、そこにはなんと本物のサンタさんが!思わず笑顔がこぼれたお兄ちゃんでしたが、同時に高まる緊張感。いつもは弾けた子なので、あんなに恥かしそうな表情は私達も初めて見ました。
一方弟の方はというと、あわてて部屋から飛び出そうとしてすってんころりん。
持っていたおもちゃにあごを打ちつけ、口の中も切ってしまい、流血の大惨事。
いきなりの大泣きでサンタさんを逆サプライズしてしまったのでした。でも幸いケガも軽く、やがて機嫌もなおってサンタさんのお話を一生懸命聞いていました。
サンタさんが先日の約束通り来てくれたことに喜ぶ2人。
お兄ちゃんは幼稚園の給食が完食できるようになったことを褒めてもらって照れ笑い。
そして素敵なプレゼントをもらって大興奮。
最後には、ケンカせず仲良く一緒におもちゃを使って遊ぶことを、サンタさんと指切りした2人でした。
サンタさんが帰った後、お兄ちゃんは「ホントにサンタさんが起きてる間に来てくれて、ボクものすごくびっくりしちゃったんだ。」と何度も言っていました。
サンタさんとのお約束通り、お互いのおもちゃを交換しながら仲良く遊べていたのには驚きました。
(いつもは取っ組み合いのケンカをしてばっかりいます・・・。)
お兄ちゃんは頂いた絵本がずいぶん気に入ったらしく、何度も読んで読んでと持ってきました。
就寝前には、もうサンタさんはいないかと、二人で窓から外を眺めて探していました。
他の子供達のお家を回るのに忙しいからいないんだよと説明すると、
お兄ちゃんはお別れが淋しいと泣きながら寝付きました。
翌朝目覚めると、2人は枕元にプチギフトを見つけました。(私達が置いたのですが)。
「昨日2人が約束通り仲良く遊んだのをサンタさんがちゃんと見ていて、また夜中にこっそりきておまけのプレゼントを置いていってくれたんだよ。」と話すと本当にうれしそうに遊んでいました。
これからは、ケンカしそうになったときも、逆にとってもがんばっていいことをしたときも、いつもどこかでサンタさんが見てくれてる、というのが2人にとってとてもいい刺激になりそうです。
一年後のクリスマスにまたサンタさんが来てくれるよう、そのときはもう少し緊張しないでいっぱいお話できるよう願っている2人です。
また私達も、このピュアな2人の心にいつまでも温かな記憶として残るといいなと思います。
この度は本当にありがとうございました。
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