CharitySanta サンタ新聞

2014年09月号

福島生き×活きキッズ〜自然と人のチャレンジツアー《流しそうめん、泥んこだより》

2014年09月29日 09:56 by yamada_ritsuko
2014年09月29日 09:56 by yamada_ritsuko

8月13日。

朝ご飯の後は、お祭りの後の後片付け。

楽しむだけでなくお片づけもしっかりやりました。

もうすっかり上山集落の一員です。

 

そして少し早いお昼ご飯・・・の前に、この日は

「器とお箸を自分たちで作る」という体験をしました。


 

スタッフがノコギリであらく切り取った器を、慣れないカッターとやすりを使って、丁寧に仕上げます。

自分が作った器で、冷たいお水をゴクゴクと飲み干すと、

「美味しい!」

と満面の笑み。

この食器を使って、今日のお昼は「流しそうめん」です。

どんなものかは知ってるけど、実際にやったことのない事が多い「流しそうめん」。

始まる前から、子ども達がソワソワしているのが伝わります。

薬味の入ったお皿を運ぶなど、準備も一致団結。そしてそうめんが登場した時は、みんな大興奮!

竹の両側に立って流しそうめんがスタートするやいなや、右へ左へ大騒ぎです。

そうめんにミニトマトにかまぼこ、卵など色んなものが流れてきますが、その度に上山の千枚棚田に子どもたちの歓声が響きます。

自分で作った竹食器と竹箸で食べるご飯は格別だったのでしょう。この日の日記にも、「流しそうめん楽しかったー!」と書かれてありました。


この日のハイライトは、《田んぼで泥遊び》。

TVやゲームがない時代、子ども達にとって泥だらけで遊ぶという機会は多かったはずですが、最近では室内で遊ぶ子も増え、手や服が汚れるのを嫌いな子も多いようです。

室内遊びは中々体を思いっきり動かして遊ぶことができません。そこで今回は豊かな自然が広がる上山地区の田んぼで泥、草、虫という自然の要素に直に触れながら、フルに五感を刺激し日常にはない開放感を体験してもらう事が目的です。

 

どうやったら子ども達がなれない泥で遊んでもらえるか・・・。スタッフが試行錯誤した結果、「泥んこ宝探し」をやることにしました。

泥んこ宝探しとは予め田んぼに埋め込んだカラーボールを泥をかき分けて探しだす遊び。ボールを探すためにはおのずと泥だらけにならないといけません。

もちろんゲームであるからには対戦式。

大人対子どもで別れ、どちらが沢山ボールを見つけられるか、手加減無しの真剣勝負です。

子ども達は勝ったら夕飯のカレーの具材をスタッフからもらえる約束です。

スタッフもカレーの具材を渡すまいと大人げなく必死に探していました(笑)。


 


開始直後からみんな全身がどろっどろです。時間が経つとさらに泥になれてきて、田んぼに寝転んだり、走りまわったり、スタッフに泥を塗ったりと大はしゃぎ。

最終的にはスタッフが辛くもカレーの具材を守り切りました。


夕飯は、みんなで協力して作るカレーです。

はじめて包丁を持ったり、サラダ用のレタスをちぎったりしながら

「毎日しているお母さんって大変!」

と、いつもおいしいご飯をつくってくれるお母さんやお父さんのありがたみを感じる機会になったようでした。

 

カレーを煮込んでいる間に、食育クイズで、ふだん食べているものについて勉強。

待ちに待った「いただきます」が終わると、カレーをおかわりする子どもが続出!中には5回もおかわりするツワモノも。

自分で準備したり、食材について勉強したりした為か

「ツアーで食べたご飯で一番おいしかった!」

という声がたくさんありました。

この日は、梅ちゃんちで過ごす最後の夜。

皆で花火をして、上山の夜を楽しみました。


 


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