2014年8月10日~15日、チャリティーサンタPresents「福島生き×活きキッズ~自然と人とのチャレンジツアー」を開催いたしました。
このツアーは、チャリティーサンタの活動を通して、クリスマスイブに集まったチャリティーで運営されております。
まず書き出しにあたり、御礼をお伝えさせてください。
昨年のクリスマス、サンタクロースを呼んでくださったご家庭のみなさま、サンタクロースとなったボランティアスタッフのみなさま、そして応援などで関わってくださった関係者のみなさま。
本当に、本当に、ありがとうございました。
昨年2013年12月24日には、全国18地域で約1100家庭をサンタクロースのボランティアが訪問し212万8370円のチャリティーが集まりました。
私達チャリティーサンタは「子どもたちが笑顔になれる社会づくり」の為に活動しています。
3.11直後、私達も東北の為に何かしたいと模索していました。
その時、石巻の保育園の先生から「震災以降、子どもたちは大人と一緒に沈痛な表情で、はしゃいだり楽しんだりすることを我慢している」という事を聞きました。
「子どもたちが、子どもらしい時間を過ごせること」の尊さに気付き、子どもたちの笑顔が大人を動かすことにも気づかされました。
「子どもらしく生きられる時間を提供すること」は、私達だからこそできること。
生き×活きキッズツアーはそんな想いからスタートしました。
8月10日。
生き×活きキッズツアーは、親御さんのもとを離れ、子どもたちだけで参加します。
開催地である岡山には、チャリティーサンタの支部があり、岡山支部のスタッフを中心に準備を進めてきました。
生き×活きキッズツアーの大きなテーマは「子どもたちの生きる力を育む事」。
私達チャリティーサンタスタッフの子ども時代は、山に入って秘密基地作ったり、田んぼに入ってカエル捕まえたり、溝に入ってザリガニ捕まえたり・・そんな遊びが身近にたくさんありました。一生懸命遊ぶ中で試行錯誤し、時には危険なこともしたし,怪我をしたこともある。ある意味命がけで(笑)「こどもらしく生きられる時間」を謳歌していました。もちろん家の中でテレビゲームをする時間もありましたが、ゲームしか遊びがないという事はなかったように思います。
震災以降、外で遊ぶ機会が減ってしまった福島の子どもたちへ、岡山の大自然の中で思いっきり遊べる「こどもらしく生きられる時間」を提供し、子どもたち同士で協力し、考え、発見する・・・その時間が大人になったときの「生きる力」となり、子ども達が「これから」を生きていく為の心の糧になることを願い、私たちはこのツアーを企画しました。
福島駅で子ども達が親御さんとバイバイした瞬間から、チャレンジツアーはスタートです。
当日は台風によるダイヤの乱れがかなり心配されましたが、さほど影響を受けることなく、途中大きなトラブルもなく、無事に岡山に到着できて安心しました。
初めは緊張して無口だった子も、岡山に着く頃にはみんなとある程度打ち解け、これから始まるツアーについて楽しそうに話していました。
岡山に到着したら、早速ツアーの幕開けを飾る「ウェルカムパーティー」が始まります。
これから6日間、寝食をともにする仲間と顔合わせをする大事な時間です。
「みんなを待っていたよ」「会えてうれしいよ」そんな歓迎の気持ちを子どもたちに伝えたい。何より子どもたちもスタッフも思う存分楽しんでほしい。子どもたちの緊張や不安を解きほぐし、翌日から始まるツアーへの期待で胸いっぱいになってほしい。そんなパーティーにしたいという思いで企画運営を進めてきました。
会場のBGMをかき消すほどの子どもたちの元気な声に、いよいよツアーが始まった事を実感。スタッフ側のテンションも高まっていきます。
食事の時の「乾杯」や「いただきます」「ごちそうさま」は、子どもたちの役割です。
「だれか乾杯してくれるひとー!?」との呼びかけに「はーい!」と応えてくれたのは、昨年も参加してくれた6年生の男の子。
小学生とは思えない見事な乾杯の音頭に会場は歓声と笑いに包まれました。
サラダにパスタ、麻婆豆腐にカレーなど、地元岡山のカフェ・EXCAFEさんが用意してくださった食事は多彩でどれもおいしく、子ども達とスタッフの会話も弾みます。
そしていよいよお待ちかねのレクリエーションの時間。まずは全員で大きな輪になって自己紹介。一人ずつ「名前」と「ニックネーム」と「好きな○○」をみんなの前で発表。
元気いっぱいな子もいれば、照れてなかなか言えない子もいます。このツアーが終わる時、皆どんな風に変わっていくのかな?と楽しみになる場面です。
続いて、「人間じゃんけん」と「ジェスチャーゲーム」。どちらのゲームもチームの連携が必要で、スタッフと子ども達の距離がグッと縮まりました。
「もうおわりー!?」
「楽しかったー!!」
と、時が経つのを忘れるほど夢中になりながら、パーティーは終了。
きっとこの日は、明日から始まるツアーのことを考えてわくわくしながら眠りについたことでしょう。
夕食のデリバリーを行ってくださったEXCAFE様
私たちのわがままに快く対応してくださった宿泊研修センター「アジアの風」様
本当にご協力ありがとうございました。
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