【今年も始まる!「福島生き×活きキッズツアー」事前レポート】
今年もこの季節がやってきた!
チャリティーサンタでは毎年、東日本大震災以降、夏休みに福島県内で外遊びに不安を抱えている子ども達を招いた体験ツアーを行っています。
福島県内すべてが危ない訳ではありませんが、それでも地域によっては不安を感じているところもまだある状況です。
なぜ続けるのかーーーーーー
開催前に、チャリティーサンタのスタッフが実際に現地を訪れ、お子様を持たれるご家庭と話をし、その中で必要性を感じました。
「子ども達のかけがえのない夏の思い出を守るために」
明日から始まるツアーの前にレポートをお届けします。
どうか読んでいただければと思います。
---【福島訪問レポート2018年6月】----
「僕たちは、いわき市久之浜、浪江町、福島市内を見て回りました。
公園のすぐそばには行き場のない約四千個の汚染土壌の山、市街のあちこちにある線量を表示するモニタリングポスト、そして家の敷地内にまで撤去されていない汚染土壌が残っている状況。この光景を目にしたとき僕らは言葉を失いました。
町の様子を見て回った際に町の人々にも話を伺い、中でも印象的なのは、実際に子どもを持つお父さん、お母さんの話でした。
「原発事故から7年たった今でもわが子を外で遊ばせるのには抵抗がある。」
いまだに外で心から遊ぶことのできない子どもたちがいるのかと思うと苦しくなりました。
そんな、不安の声が多い中、あるお父さんはこう言いました。
「被災地支援はどんどん減っているけれど、皆さんのように震災から時間が経っても被災地を想って活動してくれる人がいるのはとても嬉しいことです。ありがとうございます。」
厳しい現実を突きつけられる中で、この言葉はとてもうれしく思いました。
今も復興に向けて力強く歩んでいる人たちの力になれるのであれば、この活動を少しでも長く続けたい。僕は強く思います。」(スタッフ・高橋篤史)
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